子どもが2人以上いるご家庭の方、上の子は赤ちゃん返りしましたか?
我が家の場合、長女が2歳10カ月の時に弟が誕生したのですが、長女は見事な赤ちゃん返りをしました。
この記事では、弟が1歳になるまでの姉の成長について、記載しようと思います。
もしまさに赤ちゃん返りをしているお子さんをお持ちの方がいらっしゃいましたら、参考にしていただければと思います。

当時は、「赤ちゃん返り 対策」「3歳児 イヤイヤ期 きょうだい」などと検索してました。
実践してみた対策と効果
即効性のある対策ってあるの?
正直、「この方法が効いた!」みたいな即効性のある対策は長女にはありませんでした。強いてあげるとすれば、以下の2つは心掛けた方がいいのかなと思います。
- 生活リズムを整える
- 親側が気持ちや時間に余裕をもって接する
実際に試してみた方法
当時ネットで出てきた赤ちゃん返り対策のうち、以下について試しました。
- ぬいぐるみ(パペット)を使って話しかける
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自分とパパ・ママ以外の第三者が出てくると、話を聞くようになるというものです。パパがぬいぐるみ(パペット)を手にはめて、「お風呂入ったらきっと気持ちがいいよ」「いっぱい寝ると元気になれるよ」とぬいぐるみに話しかけると、長女の機嫌がよければ「そうだよー!」と乗ってくることもありました。ただ、うまくいくことの方が少なかったです。
- 子どもの気持ちに寄り添う(感情を言葉にしてあげる)
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「今は●●をしたかったんだよね」「自分でできなくて悔しかったんだね」といったように、子どもが癇癪を起している原因を言葉で表現し、パパ(ママ)が子どもの気持ちを理解していることを示すというものです。赤ちゃん返りにピンポイントで効果があるというよりは、イヤイヤ期の子どもとの接し方としてある程度有効なものかなと思いました。
- スキンシップの時間を増やす
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大事なことだと十分わかってはいるんですが、弟の面倒や家事(仕事)の優先度もあるので、なかなか難しかったです。こちらとしては最大限の気持ちと時間を注いだのですが、それまですべての愛情を一身に受けていた長女には物足りなかったようです。
- とにかく時間をかけてみる
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「20時までには寝かせたい」「この時間で食事を用意したい」といった親の気持ちは、子どもにとってはまだ理解できないんですよね。なので開き直って、もうどれだけ時間をかけてもいいと根気よく接することにしました。
時間をかけるから長女の気持ちが収まるということは基本的にありませんでしたが、こちらの心持ちとしては良かったように思います。
弟が1歳になるまでの長女の変遷
弟が生まれてから1歳になるまで、長女の様子の変化をフェーズごとにご紹介させていただきます。
弟が生まれる前の長女の性格
- 慎重で繊細
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乳児のころから人見知りや、場所見知りが強いタイプでした。保育園に慣れるのも時間がかかりました。
- 食いしん坊
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食べることが大好きで、好き嫌いはなし。野菜でもパクパク食べる子どもでした。
- 親の話を聞いて受け入れてくれることが多い
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例えば、「これ以上食べるとおなかが痛くなっちゃうから、最後にリンゴ食べて終わりにしようね。」と声をかけると素直に聞いてくれる子でした。
- 空気を読む
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なにかしてみたいことがあっても、こちらの様子をみてくることがありました。「自分がしたいことをしていいんだよ」「自分が欲しいものを選んでいいんだよ」と声をかけることが多々ありました。
里帰り期(弟:誕生前~生後1カ月、姉:~2歳11カ月)
妻は長女と一緒に実家に里帰りして出産しました。
筆者(パパ)は週末に長女が待つ妻の実家に行き、基本的には長女と二人で外出して過ごしました。
妻の入院中は、筆者が会社を休むor妻の実家から在宅で出社するなど、妻の実家で祖父母とパパと過ごしていました。
弟が誕生するまでは、やや不安定になることもありましたが、基本的には妻の実家に行く前と変わらずに過ごしていました。
一方で、妻が退院して弟と一緒に暮らし始めると、顕著に機嫌が悪くなることが増えました。以下は実際に起きたことです。
- 赤ちゃんを抱っこしないで!●●(長女の名前)ちゃんを抱っこして!と執拗に迫る
- 妻がトイレやキッチンに行こうとすると泣いてすがる
- パジャマから着替えたくない、手を洗いたくない、お風呂に入らない、寝たくない などと泣く
ただ、生まれたばかりの弟のことは可愛がっていました(あやしてみたり、手足を触ってみたり)。



弟はかわいいし、状況もなんとなく理解しているけど、気持ちが追いついていないような感じでした。
パパ育休期(弟:生後2~3カ月、姉:3歳0カ月~1カ月)
この頃が最も赤ちゃん帰りが激しかったです。
お風呂にはいりたくない、夜寝たくない、保育園に行きたくない、と床に転がって泣きじゃくってました。
「赤ちゃん返り 対策」「お風呂 入りたがらない」などいろいろ検索して、上記で挙げた方法も試してみましたが、あまり効果がなかったように思います。
特に気をもんだのが寝かし付けで、弟と同じ部屋で寝たくないとよく泣いていました。私も育休中だったので、弟は先に別の部屋で寝かせてパパが様子を見て、長女が寝た後に寝室に移動させていました。
姉の自覚期(弟:生後4~7カ月、姉:3歳2カ月~3歳5カ月)
弟が寝返りを始めるころから、長女の赤ちゃん返りが落ち着いてきました。
明確な理由はわかりませんが、祖父母の家から自分の家に帰って2か月~3カ月ほど経ち、いつも通り保育園に行くようになって、生活のペースができてきたことが大きかったように感じます。
疲れていたり寝不足だったりすると爆発していましたが、こちらの話を聞いてくれることが増えました。



弟が生まれる前の長女に戻ってきたような感じがしてほっとしました。
第2赤ちゃん返り期(弟:生後8~11カ月、姉:3歳6カ月~3歳9か月)
弟がずりばいを始めるようになると、長女のおもちゃをとったり、遊んでいる長女に近づいていくことが増えました。
これが長女としては気に入らなかったらしく、弟に怒って弟が泣き、自分も泣くということが増えました。
理不尽に怒ることも多く、やや感情に波があるように見受けられました。
この頃、保育園も進級して環境が変わったことも影響があったように思います。
ただ、弟の生後2~3カ月頃のような、いわゆる赤ちゃん返りではなかったように思います。
現在(弟:生後12カ月、姉:3歳10カ月)
今でも弟が長女のおもちゃをとって、長女が怒るということはよくあるのですが、以前に比べれば減ってきたように思います。
弟に知能が芽生えてきていること、長女も弟の成長状況が理解できるようになってきたことが大きいのかなと思います。結局、2人が成長しているということですね笑。
弟と一緒にハイハイして遊んだり、「こっちにおいでー」と声をかけたりしている様子を見ると、赤ちゃん返りの時期は完全に終わったのかなと思います。
(ちなみに、弟は長女のことが大好きで、長女があやすとよく笑います。また、長女が泣いていると近づいて行って撫でようとします。)
まとめ:2児の育児を1年間してみて
弟が1歳になるまでの長女の成長・葛藤について、我が家で試してみた対応策や時期ごとの様子の変化をまとめてみました。
正直、赤ちゃん返りに対して親として正しい対応ができたのかはわかりません。結局、時間が解決してくれたように思います。



当時は娘のストレスがこちらにも伝わってきて、どうしたらいいのか悩みました。
生まれたばかりの弟と、赤ちゃん返りがひどい長女がいて、私も妻もイライラすることが多かったです。ただ大きな反省として、少なくともパパかママのどちらかは冷静に、落ち着いているべきだったなと思います。



親の気持ちは、子どもに伝播します。特に長女は、親の心や空気を読むのがうまかったため、余計こちらの焦りやイライラが伝わってしまったんだと思います。
弟が生まれて、もともとは慎重で繊細なタイプだった長女は、精神的に逞しくなったように思います。ただ、時折気持ちが爆発してしまうので、その時は親として、できる限り寄り添っていきたいと思っています。
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